問10　2010年9月基礎

金融庁の「保険会社向けの総合的な監督指針」に関する次の記述のうち，最も不適切なものはどれか。

1) 保険契約の契約条項のうち重要な事項を告げるにあたっては，「契約概要」と「注意喚起情報」に分類して告げなければならない。

2) 「意向確認書面」は，すべての保険商品の販売・勧誘について，契約締結後速やかに作成し，顧客に交付しなければならない。

3) 特定保険契約については，「契約概要」と「注意喚起情報」に分類のうえ，契約締結前交付書面を作成し，顧客に交付しなければならない。

4) 保険会社においては，平時より業務継続体制を構築し，危機管理マニュアル，および業務継続計画の策定等を行っておくことが必要である。

金融庁の「保険会社向けの総合的な監督指針」に関する問題です。

1）は、適切。保険契約のうち重要事項を伝える際は、「契約概要」と「注意喚起情報」に分類して伝えなければなりません。

2)は、不適切。「意向確認書面」は、契約締結前に作成し、顧客に交付しなければなりません。

3)は、適切。特定保険契約については、「契約概要」と「注意喚起情報」に分類し、契約締結前交付書面を作成し、顧客に交付しなければなりません。
ちなみに特定保険契約とは、市場リスクのある生命保険のことで、変額個人年金なんかが該当します。

4)は、適切。保険会社は、平時より業務継続体制を構築し、危機管理マニュアル、および業務継続計画の策定等を行っておくことが必要、とされています。

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