問54 2010年9月応用

問54 問題文と解答・解説

問54 問題文

【財務データ】に基づくX社とY社の財務状況に関する次の文章の空欄(1)〜(4)に入る最も適切な語句または数値を,解答用紙に記入しなさい。
計算結果は,小数点以下第3位を四捨五入すること。

X社とY社の財務指標について比較すると,まず,売上高純利益率では,Y社がX社の( 1 )%に対して下回っている。

次に,使用総資本と売上高で算出する( 2 )では,Y社がX社の1.48回を上回り,自己資本比率の逆数である( 3 )では,X社がY社の1.31倍を上回っている。

さらに,配当性向では,X社がY社を大幅に上回るが,これは,X社はY社より( 4 )率が低いという評価になる。

ページトップへ戻る

問54 解答・解説


株式投資における企業の財務分析に関する問題です。
売上高純利益率=当期純利益/売上高×100
ですので、(1)X社の売上高純利益率=49,797÷685,043×100=7.26917≒7.27%

次に、使用総資本回転率=売上高/総資本 であり、
(2)X社の使用総資本回転率=685,043÷463,255=1.47876≒1.48回
となり、問題文の通りであるため、(2)の正解は 使用総資本回転率

なお、使用総資本回転率は、総資本をどれだけ効率的に使っているかを示すもので、総資本が売上高によって何回新しいものになるか、を回転数で表します

 (3)は、「自己資本比率の逆数」=「財務レバレッジ」です。
財務レバレッジ=総資本/自己資本
ですから、(3)Y社の財務レバレッジ=244,343÷186,612=1.309…≒1.31倍
となり、問題文の通りです。(3)の正解は 財務レバレッジ

最後の(4)は、「配当性向が高い」=「内部留保率が低い」です。
内部留保率=1−配当性向×100
ですので、配当性向が高いほど、内部留保率が低くなります。

当期純利益のうち配当金が占める割合が「配当性向」ですから、これが高いほど、企業が使わずに貯めているお金である内部留保が低くなるわけですね。(4)の正解は 内部留保

第2問                       問55
ページトップへ戻る

FP対策講座

<FP対策通信講座>

●LECのFP講座(キーワード検索欄で「1級」と検索) ⇒ FP(ファイナンシャル・プランナー)サイトはこちら

●1級FP技能士(学科試験対策)のWEB講座 ⇒ 1級FP技能士資格対策講座(資格対策ドットコム)

●通勤中に音声学習するなら ⇒ FP 通勤講座

●社労士・宅建・中小企業診断士等も受けるなら ⇒ 月額定額サービス【ウケホーダイ】

ページトップへ戻る

Sponsored Link

実施サービス

Sponsored Link

メインメニュー

Sponsored Link

サイト内検索

Sponsored Link

Copyright(C) 1級FP過去問解説 All Rights Reserved.