第1問 2009年9月応用
第1問 問題文
次の設例に基づいて,下記の各問(《問51》〜《問53》)に答えなさい。
《設
例》
X社に勤務するAさん(59歳)は,妻Bさん(54歳)との2人暮らしである。
X社は,満60歳の定年制を採用しているが,「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」により,平成18年度から継続雇用制度を導入している。
Aさんは,定年退職後もX社の継続雇用制度を利用して同社に勤務する予定であるが,65歳までの雇用確保措置や再就職援助措置について理解したいと考えている。
また,Aさんは,妻Bさんが病気で約1カ月間入院することになったため,健康保険の高額療養費制度についても知りたいと思っている。
そこで,Aさんは,高年齢者の雇用確保措置や再就職援助措置および健康保険等の社会保険からの給付について,ファイナンシャル・プランナーであるCさんに相談することにした。
なお,Aさん夫婦の社会保険の加入歴等は,以下のとおりである。
第1問 資料
<Aさんの家族構成と社会保険の加入歴等>
Aさん(本人)
:昭和24年12月10日生まれ
:厚生年金保険の加入歴
・昭和43年4月1日から引き続き被保険者である。
:全国健康保険協会管掌健康保険に加入している。
・現在の標準報酬月額は560千円である。
:雇用保険の一般被保険者である。
Bさん(妻)
:昭和29年11月5日生まれ
:厚生年金保険の加入歴
・昭和48年4月〜昭和54年9月(78カ月)
:国民年金の加入歴
・昭和61年4月から現在に至るまで,第3号被保険者である。
・昭和54年10月から昭和61年3月まで任意加入し,保険料を納付していた。
:現在および将来も,Aさんと生計維持関係にあるものとする。
:現在および将来も,障害基礎年金の受給権を取得することはないものとする。
子ども(2人)
:長男と長女がいるが,ともに結婚して独立している。
上記以外の条件は考慮せず,各問に従うこと。
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