問2 2010年9月基礎
問2 問題文
下記の各種係数を使用して求めたライフプランのシミュレーションに関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
1)
年利率4%で複利運用しながら,毎年500,000円を25年間受け取る場合,元金として7,811,050円が必要となる。
2)
毎年一定額を,年利率4%で複利運用しながら積み立て,20年後に支払う10,000,000円を準備する場合,毎年の積立金額は336,000円となる。
3)
元金20,000,000円を,年利率4%で複利運用しながら毎年均等に取り崩して15年間にわたって受け取る場合,毎年の受取額は1,798,000円となる。
4)
毎年1,000,000円を年利率4%で複利運用しながら積み立てた場合,10年後には14,802,000円となる。
問2 解答・解説
係数の使い方を問う問題です。参考書なんかの記載より、ちょっとだけひねってあります。
1)
問題文を言い換えると、「元金7,811,050円を、4%で複利運用しながら、毎年一定額を25年間取り崩す場合、毎年の受取額は500,000円」となります。
これを計算式に表すと、元金×資本回収係数=毎年受け取る年金額。
※資本回収係数は、元本を一定利率で複利運用しながら毎年一定額を取り崩す場合、毎年いくら受け取れるかを計算するときに使います。
よって、7,811,050円×0.0640=499907.2円≒500,000円 となり、適切。
2)
問題文を言い換えると、「毎年336,000円を積み立てて、4%で複利運用すると、20年後に10,000,000円になる」となります。
これを計算式に表すと、毎年の積立額×年金終価係数=将来用意されるお金。
※年金終価係数は、毎年一定額を一定利率で複利運用しながら積み立てる場合、最終的にいくらになるかを計算するときに使います。
よって、336,000円×29.7781=10,005,441円≒10,000,000円 となり、適切。
3)
問題文を言い換えると、「元金20,000,000円を、4%で複利運用しながら、毎年一定額を15年間取り崩す場合、毎年の受取額は1,798,000円」となります。
これを計算式に表すと、元金×資本回収係数=毎年受け取る年金額。
つまり、1)と同じですね。
よって、20,000,000円×0.0899=1,798,000円 となり、適切。
4)
問題文を言い換えると、「毎年1,000,000円を積み立てて、4%で複利運用すると、10年後に14,802,000円になる」となります。
計算式は、毎年の積立額×年金終価係数=将来用意されるお金。
つまり、2)と同じですね。
よって、1,000,000円×12.0061=12,006,100円≠14,802,000円 となり、不適切。
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