問15 2010年9月基礎
問15 問題文
損害保険の受取保険金と圧縮記帳に関する次の記述のうち,最も適切なものはどれか。なお,各選択肢において,ほかに必要とされる要件等はすべて満たしているものとする。
1)
法人所有の建物および商品が火災により全焼し,同年に受け取った火災保険金で焼失前と同様の建物と同一種類の商品を購入した場合,圧縮記帳は,建物に対してのみならず,商品に対しても適用できる。
2)
圧縮記帳の対象となる保険金は,法人所有の固定資産の滅失または損壊により,その滅失または損壊のあった日から5年以内に支払の確定した保険金等とされている。
3)
店舗たる建物を保険の目的とした場合,圧縮記帳は,法人所有の建物に対してのみならず,個人事業主が所有している建物に対しても適用できる。
4)
圧縮記帳は,火災保険契約に基づく保険金のみならず,自動車保険契約(車両保険)に基づく保険金についても適用できる。
問15 解答・解説
損害保険の受取保険金と圧縮記帳に関する問題です。
1)
は、不適切。商品には圧縮記帳は適用されません。
2) は、不適切。圧縮記帳の対象となる保険金は、滅失または損壊のあった日から3年以内に支払の確定した保険金等とされています。
3)
は、不適切。個人事業主が所有する建物(店舗)の損害に対する保険金は、非課税となりますので、圧縮記帳は適用されません。
4)
は、適切。圧縮記帳は、火災保険だけでなく、自動車保険契約(車両保険)の保険金についても適用できます。
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