問45 2010年9月基礎
問45 問題文
遺留分に関する次の記述のうち,民法の規定に基づき,最も不適切なものはどれか。
1)
遺留分は,相続人である配偶者,子(およびその代襲相続人)および直系尊属に認められている。
2)
配偶者と直系尊属が相続人の場合の遺留分は,被相続人の財産の2分の1である。
3)
遺留分の算定の基礎となる財産は,被相続人が相続開始の時に有していた財産の価額に贈与財産の価額を加え,債務の全額を控除して算定する。
4)
被相続人の生前に遺留分を放棄したときは,財産を相続する権利はなくなる。
問45 解答・解説
遺留分に関する問題です。
1)
は、適切。遺留分が認められているのは、配偶者、子(およびその代襲相続人)、直系尊属です。
2)
は、適切。遺留分は法定相続分の2分の1です。
相続人が配偶者と直系尊属のみの場合、法定相続分は配偶者が3分の2で、直系尊属が3分の1。
遺留分はそのさらに2分の1ずつですので、配偶者は3分の1、直系尊属が6分の1。
1/3+1/6=3/6=1/2
よって、相続人が配偶者と直系尊属のみの場合、遺留分は2分の1となります。
3)
は、適切。遺留分は、相続財産+贈与財産−債務 で計算します。
4)
は、不適切。被相続人の生前に遺留分を放棄しても、財産を相続する権利自体はなくなりません。
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