問1 2011年9月実技(資産設計)

問1 問題文と解答・解説

問1 問題文

姫川さん夫婦は、マンションの購入に当たっては、毎月の返済額が徐々に少なくなるよう「元金均等返済」での返済を検討している。3,000万円を30年返済、金利2.5%(年)、ボーナス返済なしで借入れした場合の初回返済額と49回目の返済額の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、金利は全期間固定金利、元金・利息の金額は初回も含めて月割計算とし、円未満の端数は切捨てとする。

1.(1回目)135,525円 (49回目)121,248円
2.(1回目)135,525円 (49回目)123,479円
3.(1回目)145,833円 (49回目)135,168円
4.(1回目)145,833円 (49回目)137,499円

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問1 解答・解説

住宅ローンの返済方法に関する問題です。

元金均等返済とは、元金部分を返済期間で按分して均等に返済する方法で、元金部分は常に均等で、そこに金利が上乗せされるので、当初の返済額は多めとなります。

よって、元金3,000万円を30年・金利2.5%で元金均等返済する場合、
元金部分の毎月の返済額:3,000万円÷30年×12ヶ月≒8.3333万円(円未満切捨て)
となり、その時点でのローン残高に金利分(1ヶ月分)が上乗せされた金額が、毎月の返済額となります。

よって、初回の金利分:ローン残高3,000万円×2.5%/12ヶ月=6.25万円
初回の返済額:8.3333万円+6.25万円=14.5833万円

次に、49回時は、48回分の元金部分の返済が終わっていますので、
49回時のローン残高:3,000万円−(8.3333万円×48回)=2600.0016万円
よって、49回の金利分:ローン残高2600.0016万円×2.5%/12ヶ月≒5.4166万円(円未満切捨て)
49回の返済額:8.3333万円+5.4166万円=13.7499万円

従って正解は、4.(1回目)145,833円 (49回目)137,499円

問1-10(資料)                                           問2
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