問54 2011年9月応用

問54 問題文と解答・解説

問54 問題文

【財務データ】に基づくX社とY社の財務状況に関する次の文章の空欄(1)〜(4)に入る最も適切な語句または数値を,解答用紙に記入しなさい。計算結果は,小数点以下第3位を四捨五入すること。

X社とY社の財務分析上の指標について比較すると,まず,売上高と当期純利益で算出する( 1 )では,X社の値がY社の値の0.66%を上回っている。次に,使用総資本回転率では,X社の値がY社の値の( 2 )回を上回っている。
さらに,財務レバレッジでは,X社の値がY社の値の( 3 )倍を下回っている。これら3つの指標を用いるとROEを導くことができ,ROEでは,X社の値がY社の値を上回っている。
また,株主への利益還元状況を表す( 4 )では,X社の値がY社の値の51.98%を上回るが,内部留保率では,X社の値がY社の値を下回っている。

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問54 解答・解説


売上高と当期純利益で算出する指標は、売上高当期純利益率=当期純利益/売上高×100 です。
]社の売上高当期純利益率=41,203÷1,431,564×100=2.87818≒2.88%
Y社の売上高当期純利益率=4,019÷605,788×100=0.663433≒0.66%
よって、問題文の通りX社がY社を上回っており、(1)の正解は 売上高当期純利益率 。

次に、使用総資本回転率=売上高/総資本 であり、
]社の使用総資本回転率=1,431,564÷1,959,055=0.73074≒0.73回
Y社の使用総資本回転率=605,788÷883,047=0.6860≒0.69回
となり、問題文の通りX社がY社を上回っており、(2)の正解は 0.69 。
なお、使用総資本回転率は、総資本をどれだけ効率的に使っているかを示すもので、総資本が売上高によって何回新しいものになるか、を回転数で表します

さらに、財務レバレッジ=総資本/自己資本 で、自己資本は純資産から少数株主持分を差し引いたものですから、
X社の財務レバレッジ=1,959,055÷833,975=2.349≒2.35倍
Y社の財務レバレッジ=883,047÷(344,231−38,657)=2.889≒2.89倍
となり、問題文の通りX社がY社を下回っており、(3)の正解は 2.89 。

また、当期純利益のうち配当金が占める割合が「配当性向=配当金/当期純利益×100」で、株主への利益還元状況を表します。
X社の配当性向=34,862÷41,203×100=84.610≒84.61%
Y社の配当性向=2,089÷4,019×100=51.978≒51.98%
となり、問題文の通りX社がY社を上回っていますので、 (4)の正解は 配当性向 。

第2問                         問55
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