第5問 2012年1月応用
第5問 問題文
次の設例に基づいて,下記の各問に答えなさい。
《設 例》
Aさんは,平成23年11月3日に死亡した。Aさんの相続人は,妻Bさん,長男Cさんおよび長女Dさんの3人である。AさんはX社の代表取締役であったが,平成23年8月にその地位を長男Cさんに譲った。長男Cさんは,Aさんが所有していたX社の株式60万株を相続により取得するとともに,「非上場株式等についての相続税の納税猶予」の適用を受ける予定である。そこで,ファイナンシャル・プランナーに相談することにした。
第5問 資料
1.X社の概要(非上場の株式会社)
業種:電気機械器具製造業
資本金等の額:50,000千円(発行済株式総数1,000,000株,株式はすべて普通株式で議決権は1株につき1つ)
相続税におけるX社の株式の評価上の規模区分は,大会社であり,特定の評価会社には該当しない。
2.X社の比準要素
1株(50円)当たりの年配当金額 6.0円
1株(50円)当たりの年利益金額 11円
1株(50円)当たりの簿価純資産価額 273円
3.類似業種の比準要素
類似業種の1株(50円)当たりの株価の状況
課税時期の属する月の株価 229円
課税時期の属する月の前月の株価 215円
課税時期の属する月の前々月の株価 209円
課税時期の前年の平均株価 190円
類似業種の1株(50円)当たりの年配当金額 4.4円
類似業種の1株(50円)当たりの年利益金額 6円
類似業種の1株(50円)当たりの簿価純資産価額 235円
4.直前期のX社の資産・負債の相続税評価額および帳簿価額は,次のとおりである。
(単位:千円)
上記以外の条件は考慮せず,各問に従うこと。
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