問4 2013年9月実技(資産設計)
問4 問題文
個人事業主で国民年金の第1号被保険者である詩織さんは、国民年金基金への加入を検討している。詩織さんの国民年金基金に関する次の記述の空欄(ア)にあてはまる金額として、正しいものはどれか。なお、受給年金額については50円未満の端数が生じたときにはこれを切り捨て、50円以上100円未満の端数が生じたときにはこれを100円に切り上げるものとする。
35歳2ヵ月の時に、1口目に保証期間15年の終身年金のA型を選択し、2口目以降に支給期間15年の確定年金のT型を2口選択して、計3口加入し、以後60歳になるまで毎月掛金を支払った場合、65歳時に年額( ア )の年金を受給することができる。
<詩織さんが選択した給付の型と加入口数>
1口目 (A型):1口加入、受給年金月額15,000円/口[終身年金(保証期間15年)]
2口目以降(T型):2口加入、受給年金月額 5,000円/口[確定年金(支給期間15年)]
<加算額(年額)計算表>
加入時35歳の場合の単位加算額:1口目765円/口、2口目以降255円/口
※加算額(年額)=単位加算額×加算月数×加入口数
※加算月数:加入した月の翌月から次年齢に達する月までの月数(例えば35歳に達する月を35歳0ヵ月とする)
1.314,000円
2.312,800円
3.311,500円
4.250,200円
問4 解答・解説
国民年金基金に関する問題です。
国民年金基金の1口目は必ず終身年金(65歳から支給)となり、2口目以降は終身年金か確定年金かを選択できます。
本問の場合、2口目以降は支給期間15年の確定年金を選択(2口)していますから、受給年金額(月額)は、資料にある通り、
1口目:月額15,000円/口、2口目以降:月額5,000円/口 ですから、
受給年金額(年額)=(15,000円×1口+5,000円×2口)×12ヶ月=30万円
また、国民年金基金では、誕生月以外に加入した場合、加入から次年齢までに納めた月数に応じて加算額が上乗せされます。
(年金支給は1年単位で計算されますが、誕生月以外で加入しても、掛金の払い損にならないわけです。)
※加算額(年額)=単位加算額×加算月数×加入口数
よって、35歳2ヶ月時に加入した場合の加算額は、
1口目加算額(年額):単位加算額765円×加算月数10月×1口=7,650円
2口目以降加算額(年額):単位加算額255円×加算月数10月×2口=5,100円
加算額合計(年額):7,650円+5,100円=12,750円
よって、国民年金基金による受給年金額は、
30万円+12,750円=312,750円 →312,800円(50円以上100円未満切上げ)
従って正解は、2.312,800円
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