問55 2013年9月応用

問55 問題文と解答・解説

問55 問題文

【財務データ】に基づくX社とY社の財務状況に関する次の文章の空欄(1)〜(4)に入る最も適切な語句または数値を,解答用紙に記入しなさい。計算過程および計算結果は,表示単位の小数点以下第3位を四捨五入すること。

成長性の指標のひとつである内部留保率でX社とY社を比較した場合,X社の値は( 1 )%となり,Y社の値を上回っている。また,安全性の指標のひとつである自己資本比率(国内基準を採用している)でX社とY社を比較した場合,Y社の値は( 2 )%となり,X社の値を上回っている。なお,効率性の指標のひとつである売上高営業利益率でX社とY社を比較した場合,Y社の値は( 3 )%となり,( 4 )社のほうが効率的である。

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問55 解答・解説

財務指標に関する問題です。

内部留保率とは、当期純利益のうち配当等に回さずに会社内部に蓄えた部分の割合のことで、内部留保率の高い会社の方が、利益を配当に回し過ぎず、将来に向けた再投資に備えているということで、成長性が高いとする考え方があります。
内部留保率=1−配当性向 です。
また、配当性向=配当金支払額÷当期純利益 で表せますから、
X社の内部留保率:1−(10,452÷26,800)=1−0.39=61.00%
Y社の内部留保率:1−(9,456÷19,700)=1−0.48=52.00%
よって、内部留保率ではX社がY社を上回っています。

また、自己資本比率(%)=自己資本/総資産×100で、自己資本は純資産から少数株主持分と新株予約権を差し引いたものですので、
X社の自己資本比率:(494,205-12,858)÷1,230,964×100≒39.10%
Y社の自己資本比率:(523,783-8,787)÷919,293×100≒56.02%
よって、自己資本比率ではY社がX社を上回っています。

なお、売上高営業利益率は、売上高に対する本業の利益の割合を示す指標で、
売上高営業利益率(%)=営業利益÷売上高×100 ですから、
X社の売上高営業利益率:37,497÷1,628,027×100≒2.30%
Y社の売上高営業利益率:66,650÷1,260,832×100≒5.29%
よって、売上高営業利益率ではY社がX社を上回っています。

以上により正解は、(1)61.00 (2)56.02 (3)5.29 (4)Y

問54                         問56

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