問20 2014年9月実技(資産設計)

問20 問題文と解答・解説

問20 問題文

正紀さんは、65歳ごろまで勤め続けようと考えている。正紀さんに65歳から支給される老齢厚生年金の額として、正しいものはどれか。なお、正紀さんの65歳前の厚生年金保険加入歴および年金額の算式は、下記<資料>に基づくものとする。

<資料>
[正紀さんの厚生年金保険加入歴]
○平成15年3月以前の被保険者期間
 ・月数:240月
 ・平均標準報酬月額:350,000円
○平成15年4月以後の被保険者期間
 ・月数:266月
 ・平均標準報酬額:460,000円

[65歳から支給される老齢厚生年金の額]
※平成26年度の物価スライド特例年金額により支給されるものとする。
(1)報酬比例部分:{(A)+(B)}×1.031×0.961
(A)平成15年3月以前の被保険者期間に基づく額
   平均標準報酬月額×7.500/1000×平成15年3月以前の被保険者期間の月数
(B)平成15年4月以後の被保険者期間に基づく額
   平均標準報酬額×5.769/1000×平成15年4月以後の被保険者期間の月数

(2)配偶者加給年金額
   386,400円

※経過的加算については考慮しないものとする。
※正紀さんは、65歳到達時点において智子さんの生計を維持しているものとする。
※智子さんの厚生年金保険加入期間は20年未満であるものとする。
※受給年金額の計算に当たっては、計算過程は円未満を四捨五入し、受給年金額は、50円未満の端数が生じたときにはこれを切り捨て、50円以上100円未満の端数が生じたときにはこれを100円に切り上げるものとする。

1.624,200円

2.699,400円

3.1,323,600円

4.1,710,000円

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問20 解答・解説

老齢厚生年金の支給額に関する問題です。

老齢厚生年金の報酬比例部分の計算式は以下の通りです。
報酬比例部分=(T+U)×1.031×0.961(注)
  T:平均標準報酬月額×乗率×平成15年3月までの被保険者期間の月数
  U:平均標準報酬額  ×乗率×平成15年4月以後の被保険者期間の月数
(注)平成25年度3月まで0.968 ⇒ 平成26年度は0.961に変更
よって正紀さんの報酬比例部分の年金額は、
=(350,000円×7.5/1,000×240月+460,000円×5.769/1,000×266月)×1.031×0.961
≒1,323,593円(円未満四捨五入)
→1,323,600円(50円未満切捨て、50円以上100円未満切上げ)

最後に配偶者の加給年金は、厚生年金の被保険者期間が20年以上で、65歳未満の配偶者がいる場合には、老齢厚生年金に加給年金が加算されますが、正紀さんの厚生年金の被保険者期間は506月(42年2ヶ月)のため、加給年金の支給対象です。

よって、正紀さんが受け取る老齢厚生年金額は、
1,323,600円+386,400円=1,710,000円

以上により正解は、4. 1,710,000円

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