問16 2014年9月基礎
問16 問題文
株式市場の各種指標に関する次の記述のうち,最も適切なものはどれか。
1) 東証株価指数(TOPIX)は,東京証券取引所市場第一部に上場する代表的な225銘柄から構成される修正平均型の株価指数である。
2) JPX日経インデックス400は,東京証券取引所の市場第一部,市場第二部,マザーズ,JA S D A Q に上場する銘柄を対象とし,ROEや営業利益等の指標等により選定された400銘柄で構成される浮動株調整後の時価総額加重型の株価指数である。
3) ナスダック総合指数は,ニューヨーク証券取引所に上場している全銘柄で構成される修正平均型の株価指数である。
4) S&P500種株価指数は,ニューヨーク証券取引所に上場している代表的な500銘柄から算出される修正平均型の株価指数である。
問16 解答・解説
株式市場の指標に関する問題です。
1) は、不適切。東証株価指数(TOPIX)は、東証1部上場の全銘柄の、市場に流通している浮動株を対象とする、時価総額加重型の株価指数です(昭和43年1月4日の値を100としています)。
東証1部225銘柄の修正平均したものは、日経平均株価(日経225)です。
2) は、適切。JPX日経インデックス400は、東証1部に加え、2部やマザーズ・ジャスダックといった新興市場も含めた東京証券取引所の上場銘柄のうち、ROE・営業利益・時価総額により選定された400銘柄の、市場に流通している浮動株を対象とする、時価総額加重型の株価指数です。
3) は、不適切。ナスダック総合指数とは、ベンチャー向け株式市場であるNASDAQに上場している全銘柄を時価総額加重平均した株価指数です(NASDAQはニューヨーク証券取引所とは別の取引所で、世界初の電子証券取引所でもあります)。
4) は、不適切。S&P500種株価指数は、アメリカのスタンダード・アンド・プアーズ社が算出する株価指数で、ニューヨーク証券取引所・アメリカン証券取引所・NASDAQに上場している企業(銘柄)のうち、代表的な500銘柄を対象とした時価総額加重型の株価指数です。
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