問37 2014年9月基礎
問37 問題文
定期建物賃貸借契約(以下,「定期借家契約」という)に関する次の記述のうち,適切なものはいくつあるか。
(a) 定期借家契約は,契約の期間について最長期間の制限はないが,その期間を6カ月未満とすることはできない。
(b) 定期借家契約において,自己の居住のために床面積が200u未満の建物を賃借している借家人は,転勤,療養等のやむをえない事情により,自己の生活の本拠として使用することが困難になったときは,特約がなくとも当該建物の賃貸借契約を中途解約することができる。
(c) 定期借家契約は,公正証書で締結しなければならないため,公正証書以外の書面および口頭による契約は無効となる。
1) 1つ
2) 2つ
3) 3つ
4) 0(なし)
問37 解答・解説
定期借家契約に関する問題です。
(a)は、不適切。契約期間が1年未満の場合、普通借家契約では期間の定めのない契約とみなされますが、定期借家契約では契約通りの期間となります。
(b)は、適切。床面積200u未満の居住用建物を定期借家契約で借りている場合、転勤・療養・親族の介護等のやむを得ない事情により転居するときは、1ヶ月前に申し入れることで中途解約が可能です。
(c)は、不適切。普通借家契約は口頭による契約も有効ですが、定期借家契約は公正証書等の書面による契約が必要です(書面であれば公正証書でなくても可)。
従って正解は、1) 1つ
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