問5 2015年9月実技(資産設計)

問5 問題文と解答・解説

問5 問題文

川野さん夫婦はマンションの物件を探していたところ、近所に完成したばかりの下記<資料>の物件に関心をもった。この不動産広告に関する次の(ア)〜(エ)の記述について、適切なものには○、不適切なものには×を解答欄に記入しなさい。

<資料> (一部の表示は省略)


(ア)この不動産広告から、仮に聡さんがHE社と直接売買契約を締結し契約が成立した場合には、聡さんは販売に係る媒介手数料をHE社に対して支払う必要があることが分かる。

(イ)この不動産広告から、すまい給付金制度の給付対象となる新築住宅の要件に挙げられている「施工中の検査」に係る要件を満たしていることが分かる。

(ウ)この不動産広告から、当該物件から××保育園までの道路距離は320メートル超400メートル以下であることが分かる。

(エ)建築基準法上、この不動産広告にある用途地域においては、中学校および高等学校を建てることはできるが、大学を建てることはできない。

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問5 解答・解説

不動産広告に関する問題です。

(ア)は、×。資料の■の箇条書きの下から2番目に「取引態様:売主」とあり、これは不動産広告を出している不動産業者が、自ら物件の売主として取り扱っていることを表しています(不動産業者自らが売主となっている場合は、「取引態様:売主」と表示され、仲介手数料は不要です。)。

(イ)は、○。すまい給付金は、消費税引き上げに伴う住宅取得者の負担軽減のため、収入と持分割合に応じて給付金が支給される制度で、新築住宅の場合、施工中の検査として「住宅瑕疵担保責任保険への加入(保険法人による同等の検査を含む)」や「建設住宅性能表示」に関する検査を受けていることが必要です。
資料では「建設性能評価」のマーク(右側の黒字に白抜きマーク)があるため、施工中の検査を受けていることが分かります(左側の「設計性能評価」のマークは設計段階の検査を受けていることを示しています)。

(ウ)は、○。不動産広告における、「△△駅から徒歩○分」といったような徒歩所要時間は、「道路距離80mにつき1分間(1分未満は切上げ)」と定められています。資料では「徒歩5分」とありますので、道路距離(直線距離ではなく道路に沿って計測した距離)は320m超400m以下となります。

(エ)は、×。用途地域のうち、幼稚園・小学校・中学校・高校は、工業地域・工業専用地域以外であれば建築可能ですが、大学は工業地域・工業専用地域に加えて、第一種・第二種低層住居専用地域にも建築不可です。
本問の土地の用途地域は第一種中高層住居専用地域ですから、大学も建築可能です。

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