第1問 2015年9月応用
第1問 問題文
次の設例に基づいて,下記の各問に答えなさい。
《設例》
X株式会社(以下、「X社」という)に勤務するAさん(59歳)は、妻Bさん(55歳)との2人暮らしである。X社は、満60歳の定年制を採用しているが、再雇用制度が設けられており、その制度を利用して同社に再雇用された場合、最長で65歳まで勤務することができる。
Aさんは、定年退職後、X社の再雇用制度を利用して同社に勤務した場合の雇用保険法の高年齢雇用継続給付と公的年金制度からの給付額について理解したいと思っている。また、Aさんは、介護休業終了後に職場復帰した同僚のDさんから聞いた雇用保険の介護休業給付金についても知りたいと思っている。
そこで、Aさんは、ファイナンシャル・プランナーのMさんに相談することにした。Aさんに関する資料は、以下のとおりである。
第1問 資料
〈Aさんの家族構成と公的年金の加入歴等〉
Aさん(本人) :昭和31年7月20日生まれ
:公的年金の加入歴
昭和51年7月から昭和54年3月までの大学生であった期間は、国民年金に任意加入していない。
昭和54年4月から現在に至るまで厚生年金保険の被保険者である。
:全国健康保険協会管掌健康保険の被保険者である。
:昭和54年4月から現在に至るまで雇用保険の一般被保険者である。
Bさん(妻) :昭和35年9月7日生まれ
:公的年金の加入歴
昭和54年4月から昭和61年9月まで厚生年金保険の被保険者である。
昭和61年10月から現在に至るまで国民年金の第3号被保険者である。
Cさん(長女) :結婚して独立している。
※妻Bさんは、Aさんと同居し、現在および将来においても、Aさんと生計維持関係にあるものとする。
※家族全員、現在および将来においても、公的年金制度における障害等級に該当する障害の状態にないものとする。
※上記以外の条件は考慮せず,各問に従うこと。
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