問16 2015年10月基礎
問16 問題文
総務省が公表する労働力調査に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1) 労働力調査の結果は、労働力人口や完全失業率などの結果を毎月公表する基本集計と、転職者数や失業期間などの結果を半年ごとに公表する詳細集計に分かれている。
2) 労働力人口とは、15歳以上の人口のうち、就業者と完全失業者を合わせた人口である。
3) 完全失業者とは、就業可能でありながら就業の意思のない者をいう。
4) 労働力調査による完全失業率は、内閣府が公表する景気動向指数の一致系列に採用されている。
問16 解答・解説
経済指標に関する問題です。
1) は、不適切。労働力調査の結果は、基本集計と詳細集計に分かれており、基本集計では労働力人口や完全失業率等の結果を毎月公表し、詳細集計では転職者数や失業期間等の結果を四半期ごとに公表しています。
2) は、適切。労働力調査における労働力人口とは、15歳以上の従業者・休業者・完全失業者の合計です。
3) は、不適切。完全失業者とは、働く能力と意志があり、しかも本人がハローワークに通うなど実際に求職活動をしている失業者のことです。
4) は、不適切。完全失業率は、労働力人口のうち職がなく求職活動中の人の割合を示すもので、景気が悪くなっても企業はすぐには解雇出来ないことから、景気の動きに遅れて動く遅行指数です。
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