問17 2017年1月基礎

問17 問題文と解答・解説

問17 問題文

投資法人(会社型投資信託)に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1) 投資法人は、資産の運用に係る業務、資産の保管に係る業務、投資主総会・役員会の運営に関する事務、計算に関する事務について、すべて外部委託する必要がある。

2) 投資法人は、投資信託及び投資法人に関する法律により、配当可能利益の90%超を分配することが義務付けられている。

3) 投資法人は、投資法人債や短期投資法人債の発行のほか、既存投資主全員に新投資口予約権を無償で割り当て、投資主が新投資口予約権を行使して金銭を払い込むことによる資金調達も可能である。

4) 平成28年10月1日現在、国内取引所に上場されている投資法人は、不動産投資法人のほか、未公開企業を中心とするベンチャー企業を主な投資対象とするベンチャーファンドや、太陽光発電設備等を主な投資対象とするインフラファンドなどがある。

ページトップへ戻る

問17 解答・解説

投資法人(会社型投資信託)に関する問題です。

1) は、適切。投資法人(会社型投資信託)は、特定の資産に投資して運用することを目的として設立される社団(法人)ですが、資産の運用・保管、総会や役員会の運営、計算等の業務について、全て外部委託が必要です。
投資法人自体は、投資の「器」としての役割のみであり、実際の運用・管理等は全て外部委託することで、適切な運用体制と資産保全を図っているいえます。

2) は、不適切。投資法人は、配当可能利益の90%超を分配する等、一定要件を満たすことで、分配金の損金算入(法人税の実質非課税)が認められています。90%超の分配が義務付けられているわけではありませんが、投資家にはより多くの配当を分配できるため、同様の分配方針を取る投資法人も多いです。

3) は、適切。投資法人は、株式会社の社債や新株予約権に相当する、投資法人債や新投資口予約権によって資金調達が可能です。
新株予約権は第三者に割り当てられて既存株式の希薄化を招くことがありますが、新投資主予約権の場合、既存投資主全員に無償割当されるため、希薄化リスクがある程度緩和されています。

4) は、適切。投資法人はJ-REITのように国内取引所に上場されているものもあり、未公開のベンチャー企業に投資するベンチャーファンドや、太陽光発電設備等に投資するインフラファンドなどがあります。

問16      問18

  ●無料アプリ版公開中。
  ●学科も実技も完全無料!

  

  ●広告無しの有料版。
  ●広告無しで集中学習!

  

ページトップへ戻る

関連・類似の過去問

この問題と似ている問題を検索してみよう!「検索」ボタンをクリック!

Yahoo! JAPAN

  • このサイト内を検索
ページトップへ戻る

FP対策講座

<FP対策通信講座>

●LECのFP講座(キーワード検索欄で「1級」と検索) ⇒ FP(ファイナンシャル・プランナー)サイトはこちら

●1級FP技能士(学科試験対策)のWEB講座 ⇒ 1級FP技能士資格対策講座(資格対策ドットコム)

●通勤中に音声学習するなら ⇒ FP 通勤講座

●社労士・宅建・中小企業診断士等も受けるなら ⇒ 月額定額サービス【ウケホーダイ】

ページトップへ戻る

Sponsored Link

実施サービス

Sponsored Link

メインメニュー

Sponsored Link

サイト内検索

Sponsored Link

Copyright(C) 1級FP過去問解説 All Rights Reserved.