問16 2017年1月基礎

問16 問題文と解答・解説

問16 問題文

内閣府が公表する景気動向指数に採用されている経済指標に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1) 国土交通省が公表する建築着工統計における新設住宅着工床面積は、景気動向指数の先行系列に採用されている。

2) 経済産業省が公表する鉱工業指数における鉱工業用生産財出荷指数、耐久消費財出荷指数、最終需要財在庫指数は、いずれも景気動向指数の一致系列に採用されている。

3) 総務省が公表する労働力調査報告における完全失業率は、景気動向指数の一致系列に採用されている。

4) 内閣府が公表する消費動向調査における消費者態度指数は、景気動向指数の遅行系列に採用されている。

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問16 解答・解説

経済指標に関する問題です。

1) は、適切。新設住宅着工床面積は、住宅の建築着工状況を利用形態や構造等に分類・集計した指標ですが、住宅の建築数は「今後景気が良くなって収入が安定・増加するだろうか?」という見通し次第で変わりますから、景気の動きから先行して動く、先行指数です。

2) は、不適切。経済産業省が公表する鉱工業指数のうち、鉱工業用生産財出荷指数や耐久消費財出荷指数等の出荷指数や生産指数は、景気の動きに一致して動く、一致指数ですが、最終需要財在庫率指数や鉱工業用生産財在庫率指数等の在庫率指数は、景気の動きから先行して動く、先行指数です。
問題文では「在庫指数」となっていますが、正確には「在庫率(=在庫量÷出荷量)指数」で、在庫をどれだけかかえているかで、企業が今後の景気の良し悪しをどのように考えているかを判断します。

3) は、不適切。完全失業率は、労働力人口のうち職がなく求職活動中の人の割合を示すもので、景気が悪くなっても企業はすぐには解雇出来ないことから、景気の動きに遅れて動く遅行指数です。

4) は、不適切。消費者態度指数は、内閣府が毎月の消費動向調査で公表している、消費者マインドを指数化した経済指標で、実際の消費に対して先行して推移することから、景気の動きから先行して動く、先行指数です。

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