問1 2018年1月基礎
問1 問題文
次の労働者のうち、厚生年金保険・健康保険の被保険者となる短時間労働者の組合せとして、最も適切なものはどれか。なお、いずれも特定適用事業所に勤務し、学生ではなく、1週間の所定労働時間および1カ月間の所定労働日数が同一の事業所に勤務する通常の労働者の4分の3未満であるものとする。
1) Aさん
2) Aさん、Bさん
3) Aさん、Bさん、Cさん
4) Aさん、Bさん、Cさん、Dさん
問1 解答・解説
健康保険に関する問題です。
パートタイマー等が健康保険・厚生年金保険の被保険者に該当するかは、正社員と比較して、1週間と1ヶ月間当たりでいずれも4分の3以上の勤務時間・日数であるかで判断されますが、「4分の3基準」を満たさない場合でも、以下5条件全てを満たす場合、健康保険・厚生年金保険の被保険者となります。
・勤務時間:週20時間以上
・給与 :月額8.8万円以上(通勤手当含まず、いわゆる106万円の壁)
・勤務期間:1年以上見込み
・学生以外であること
・企業規模:従業員 501人以上
さらに、平成29年4月以降は、従業員500人以下の企業規模であっても、労使合意により健康保険・厚生年金保険の被保険者とすることが可能となっています。
本問の場合、勤務先は特定事業所(従業員501人以上)で、どの人も学生ではなく、4分の3基準を満たしません。
よって、勤務時間:週20時間以上、給与:月額8.8万円以上、勤務期間:1年以上を満たす、AさんとBさんは健康保険・厚生年金保険の被保険者となります。
よって正解は、2)
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