問13 2019年1月実技(資産設計)

問13 問題文と解答・解説

問13 問題文

公介さんは、主として外国債券で運用する毎月分配型の国内公募追加型株式投資信託を保有しており、この度入手した最新の月報の内容について、FPの関根さんに相談をした。下表は、その投資信託の基準価額の変動要因を示したものである。下表の空欄(ア)にあてはまる数値を計算し、解答欄に記入しなさい。なお、記載のない事項については考慮しないものとする。

<第71期決算期間の要因分析>

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問13 解答・解説

投資信託の収益分配金に関する問題です。

投資信託の基準価額の騰落要因分析は、決算期間の変動要因(運用損益)や運用管理費用(信託報酬)・収益分配金を示したもので、前期末基準価額に当期の変動要因(運用損益)・運用管理費用(信託報酬)・収益分配金を加えることで、当期末基準価額(分配金支払い後)を表します。

当期末基準価額=前期末基準価額+変動要因+運用管理費用(信託報酬)+収益分配金
※運用管理費用(信託報酬)と収益分配金は、信託財産から差し引かれるため、0または▲(マイナス)表示

よって本問の場合、
変動要因(運用損益):36円+▲11円+89円+▲6円=108円
運用管理費用(信託報酬)等:▲8円

10,875円=10,810円+108円+▲8円+収益分配金
収益分配金=10,875円−10,810円−108円+8円
     =▲35円

以上により正解は、▲35円

※なお、FP協会の模範解答では「▲」が省略されているのか、正解は「35円」とされていますが、運用管理費用(信託報酬)は「▲8円」ですので、収益分配金も正確には「▲35円」だと思われます(もしくは、解答用紙に「▲」表示があったのかも知れません)。

※また、決算期間の要因分析では、運用管理費用(信託報酬)の相当額が基準価額が下落するため、決算時に基準価額がまとめて控除されて下がっているように見えますが、実際には運用管理費用(信託報酬)は、投資家が負担するコストとして、投信の保有期間中に日々信託財産から差し引かれますので、決算日の基準価額がその分まとめて下がることはありません。

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