問16 2019年1月実技(資産設計)
問16 問題文
由香さんの両親の自宅(持ち家)の土地は、近隣商業地域と準住居地域にわたる土地である。現在、由香さんの両親は自宅の建替えを検討している。建築基準法に従い、この土地(下記<資料>参照)に建築できる建物の建築面積の最高限度を計算し、解答欄に記入しなさい。なお、記載のない条件については一切考慮しないものとする。また、解答に当たっては、解答用紙に記載されている単位に従うこと。
<資料>
[都市計画により定められた建蔽率]
近隣商業地域 8/10
準住居地域 6/10
問16 解答・解説
建築面積の上限に関する問題です。
建築物の敷地が、建ぺい率の異なる2つ以上の地域にわたる場合、敷地全体の最大建築面積は、「各地域の面積×各建ぺい率」の合計となります。
近隣商業地域部分の建築面積=150u×8/10=120u
準住居地域部分の建築面積 =50u×6/10=30u
対象地全体の建築面積の最高限度=120u+30u=150u
以上により正解は、150(u)
なお、建築物の敷地が、建ぺい率の異なる2つ以上の地域にわたる場合、敷地全体の建ぺい率は、加重平均、つまり各土地の建築面積の合計を、土地面積の合計で除して計算します。
敷地全体の建ぺい率=(A建築面積+B建築面積)÷(A土地面積+B土地面積)×100
※建築面積=土地面積×その地域の建ぺい率
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