問64 2020年9月応用

問64 問題文と解答・解説

問64 問題文

《設例》の〈X社の概要〉に基づき、X社株式の1株当たりの@純資産価額とA類似業種比準方式と純資産価額方式の併用方式による価額を、それぞれ求めなさい(計算過程の記載は不要)。〈答〉は円未満を切り捨てて円単位とすること。
なお、X社株式の相続税評価額の算定にあたり、複数の方法がある場合は、できるだけ低い価額となる方法を選択するものとする。

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問64 解答・解説

非上場株式会社の純資産価額方式・併用方式による株価算定に関する問題です。

1株当たりの純資産価額について、数式は以下の通りです。
株価=(相続税評価額の総資産価額−負債合計額−評価差額の法人税相当額)÷発行済株式総数
評価差額の法人税相当額=(相続税評価額の純資産額−帳簿価額の純資産額)×37%

よって、問題文の数値を数式に当てはめていくと、 
相続税評価額の純資産価額=121,900万円−53,350万円=68,550万円
帳簿価額の純資産額=98,500万円−53,350万円=45,150万円
評価差額の法人税相当額=(68,550万円−45,150万円)×37%
           =23,400万円×37%=8,658万円

ここで相続税評価額の総資産価額−負債の合計額=相続税評価額の純資産額 ですので、
株価=(68,550万円−8,658万円)÷150,000株
  =59,892万円÷150,000株
  =3,992.8円 →3,992円(円未満切り捨て)

次に、類似業種比準方式と純資産価額方式との併用方式の計算式は、以下の通りです。
評価額=類似業種比準価額×L+1株当たりの純資産価額×(1−L)
Lは、中会社のうち大規模なものは0.9、中規模は0.75、小規模は0.6、小会社は0.5

よって、問題文で「規模区分は「中会社の大」」とありますので、L=0.9となり、併用方式の評価額は、
評価額=2,252円×0.9+3,992円×(1−0.9)
   =2026.8円+399.2円
   =2,426円

以上により正解は、(1)3,992(円) (2)2,426(円)

問63          問65

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