問16 2021年1月基礎

問16 問題文と解答・解説

問16 問題文

わが国の経済指標に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1) 国内で一定期間内に生産された財やサービスの付加価値の合計額であるGDPには、参照年からの物価の上昇・下落分を取り除いた値である名目値と、実際に市場で取引されている価格に基づいて推計された値である実質値がある。

2) 景気動向指数のCI(コンポジット・インデックス)は、採用系列の各月の値を3カ月前と比べた変化方向を合成して作成した指数であり、景気拡張の動きの各経済部門への波及度合いの測定を主な目的としている。

3) 全国企業短期経済観測調査(短観)は、資本金1億円以上の民間企業を調査対象とし、業況や資金繰り等の判断項目や売上高や設備投資額等の定量的な計数項目、企業の物価見通しが四半期ごとに調査されている。

4) 消費者物価指数(CPI)は、全国の世帯が購入する家計に係る財やサービスの価格等を総合した物価の変動を時系列的に測定したものであり、いわゆるコアCPIとは、「生鮮食品」を除いて算出された物価指数である。

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問16 解答・解説

経済指標に関する問題です。

1) は、不適切。GDP(国内総生産)は、一定期間に国内で生産された財やサービスなどの付加価値の総額のことですが、国内総生産(GDP)には、物価変動分を調整せず時価で評価する名目値と、基準となる年の価格を基に物価変動分を調整する実質値があります。

2) は、不適切。CIは複数の経済指標の前月と比べた変化率を合成して作成され、景気変動の大きさや量感を測定します。これに対し、DIは、景気に敏感な諸指標を選定し、そのうち上昇(改善)を示している指標の割合を示すもの(採用系列の各月の値を3ヶ月前と比べた変化方向を合成して作成)で、景気の各経済部門への波及の度合い(波及度)を示します。

3) は、不適切。全国企業短期経済観測調査(日銀短観)は、資本金10億円以上の上場企業を対象にしたものと、全国の中小企業を加えたものの2種類があります。日銀短観(全国企業短期経済観測調査)は、日銀が年4回、約1万社を対象に実施する、短期の業況についてのアンケート調査で、企業の業況や資金繰り等の経営環境の現状・将来の良し悪しを選択する判断項目や、売上高や設備投資額等の定量的な計数項目のほか、企業の物価見通しを調査しています。

4) は、適切。消費者物価指数(CPI)は、一般消費者(家計)が購入する商品やサービス価格の動向を示した指数で、そのうちコアCPI(生鮮食品を除く総合指数)は、天候による振れ幅の大きい生鮮食品を総合指数(CPI)から除いて物価変動の基調をみるためのものです。

よって正解は、4

問15      問17

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