問2 2021年9月基礎
問2 問題文
労働者災害補償保険に関する次の記述のうち、適切なものはいくつあるか。
(a) 労働者が、休憩時間中に昼食のために会社から外のレストランに向かい、入店する直前に道路上の段差で転倒して骨折した場合は、業務災害に該当しない。
(b) 単身赴任先で住居を借りて生活をしている労働者が、月2回程度の頻度で、週末に自宅に帰省し、週明けに自宅から単身赴任先の就業場所に出勤する途中、駅の階段で転倒して骨折した場合は、通勤災害に該当する。
(c) 取引先との商談のため、前日から出張して取引先の近くにあるビジネスホテルに宿泊した労働者が、翌朝、ビジネスホテルから取引先に向かう途中、道路上の段差で転倒して骨折した場合は、業務災害に該当する。
1) 1つ
2) 2つ
3) 3つ
4) 0(なし)
問2 解答・解説
労働者災害補償保険に関する問題です。
(a) は、適切。昼食時等の休憩時間中は業務を離れているため、通常は業務災害になりません。ただし、事業場施設やその管理の欠陥による災害では業務起因性があるとされ、業務災害となります。
※業務起因性:従事していた業務がケガや病気の原因であるかどうか
(b) は、適切。労働者災害補償保険(労災保険)では、おおむね月1回以上の往復・移動といった反復性や継続性がある場合、単身赴任先と帰省先の両方が住居とみなされるため、帰省先から単身赴任先の勤務場所に出勤する途中のケガは、通勤災害に該当します。
(c) は、適切。労働者災害補償保険(労災保険)では、出張中は事業主の管理下にあり、ホテル宿泊中や移動中も業務に付随する行為として業務中とみなし、負傷した際は業務災害となります。
よって正解は、3
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