問13 2023年1月基礎
問13 問題文
住宅建物および家財を対象とする火災保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1) 火災保険の対象となる住宅建物は、その構造により、M構造、T構造、H構造に区分され、適用される保険料率は、同一地域であればH構造が最も高い。
2) 住宅建物および家財を対象として火災保険を契約する場合、敷地内の車庫に収容されている被保険者所有の自転車や総排気量が125cc以下の原動機付自転車は、家財として補償の対象となる。
3) 隣家で発生した火災の消火活動により火災保険の対象となる住宅建物が水濡れによる損害を被った場合、その損害は補償の対象となる。
4) 火災保険に付帯する地震火災費用特約は、火災保険の対象となる住宅建物が地震等を原因とする火災により半焼となった場合に保険金額の5%(300万円を限度)が支払われ、全焼となった場合に保険金額の10%(600万円を限度)が支払われる特約である。
問13 解答・解説
火災保険の商品性に関する問題です。
1) は、適切。火災保険の保険料は、建物の構造で異なりますが、住宅物件(専用住宅)の場合はM構造(主に耐火建築物の共同住宅)・T構造(主に耐火建築物で共同住宅以外)・H構造(主に木造建物)の3種類、一般物件(店舗併用住宅)の場合は1〜3級で区分されています。このため、燃えやすい木造建物であるH構造の保険料率が最も高いです。
2) は、適切。家財を補償対象とする火災保険の場合、住宅敷地内にあり、被保険者が保有する原動機付自転車や自転車も補償対象です(原付は排気量により一定の制限がある場合があります)。
3) は、適切。火災保険では、消防の消火活動による、家屋や家財の損害も補償対象(近隣家屋の火災も含む)です。
4) は、不適切。地震火災費用特約は、地震等による火災で、建物が半焼以上または保険対象の家財が全焼した場合、保険金額の5%(上限300万円)が支払われる特約で、地震に対する建物や家財の補償をさらに充実させる特約といえます。
よって正解は、4
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