問14 2024年1月基礎
問14 問題文
第三分野の保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1) 更新型の医療保険では、保険期間中に入院給付金を受け取った場合、保険期間満了時に保険契約を更新することができない。
2) 人間ドックの受診で異常が認められ、医師の指示の下でその治療を目的として入院した場合、その入院は、医療保険の入院給付金の支払対象となる。
3) 特定(三大)疾病保障定期保険は、がん(悪性新生物)・急性心筋梗塞・脳卒中により所定の状態と診断され、特定(三大)疾病保障保険金が支払われたとしても、死亡保険金や高度障害保険金が支払われなければ、保険契約は継続する。
4) 限定告知型(引受基準緩和型)医療保険は、所定の告知項目に該当しない場合に加入することができるが、一般に限定告知型でない医療保険に比べて保険料が割高であり、かつ、90日間または3カ月間の免責期間が設けられている。
問14 解答・解説
第三分野の保険の商品性に関する問題です。
1) は、不適切。更新型の医療保険は、一般的に更新時の健康状態の良し悪しを問いませんので、保険期間中に入院給付金を受け取った場合でも、保険期間終了後に契約を更新可能です。
2) は、適切。医療保険の入院給付金は、人間ドック検診や美容目的の入院等、治療目的でない入院は支給対象外ですが、人間ドックで異常が認められて医師の指示で治療目的で入院した場合には、支給対象となります。
3) は、不適切。特定(三大)疾病保障保険は、三大成人病のガン・急性心筋梗塞・脳卒中にかかった場合に、死亡保険金と同額の特定疾病保険金が支払われる保険です。よって、生前に特定疾病保険金を受け取ると、以降は契約が消滅し、再発や死亡時も保険金は支払われません。
4) は、不適切。限定告知型(引受基準緩和型)医療保険は、所定の告知項目に該当しなければ契約可能な医療保険ですので、持病や既往歴のある人は加入できない一般の医療保険と比較すると、より高リスクな人でも加入できるため、保険料は割高になります。また、加入後半年〜1年間は保険金の支払額が半額程度となる削減期間があります(免責期間があるのは健康状態に関わらず加入できる無選択型医療保険です)。
よって正解は、2
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