問17 2024年1月基礎
問17 問題文
レバレッジ型ETF等に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、本問においては、TOPIX等の指標を原指標といい、原指標の日々の変動率に、一定の倍数を乗じて算出される指標をレバレッジ型指標という。
1) TOPIXレバレッジ(2倍)指数は、TOPIXを原指標としたレバレッジ型指標であり、TOPIXの前営業日と比べた変動率の2倍の値動きとなるように計算される。
2) 原指標の前営業日と比べた変動率の2倍の値動きとなるレバレッジ型指標は、2営業日以上離れた日との比較においては、原指標の変動率の2倍の値動きとはならない。
3) レバレッジ型ETFは、参照するレバレッジ型指標に連動した投資成果を目指すため、一般に、先物取引を用いた運用を行っている。
4) レバレッジ型ETFの信用取引における委託保証金の額は、上場株式やレバレッジ型ではないETFの信用取引と同様に、約定金額の30%以上と定められている。
問17 解答・解説
ETFに関する問題です。
1) は、適切。ETF(上場投資信託)のうち、レバレッジ型は日経平均やTOPIX等の「指標の日々の変動率×プラス倍数」として算出される指数に連動します。
2) は、適切。ETF(上場投資信託)のうち、レバレッジ型は日経平均やTOPIX等の「指標の日々の変動率×プラス倍数」として算出される指数に連動しますが、原指標の基準日から離れるほど変動率はプラス倍数から乖離するため、投資期間が長期にわたると複利効果によって乖離率が大きくなることに注意が必要です(上昇・下落局面でプラス倍数分以上に変動する)。
3) は、適切。ETF(上場投資信託)のうち、レバレッジ型は日経平均やTOPIX等の「指標の日々の変動率×プラス倍数」として算出される指数に連動させるため、プラス倍数分となる先物を保有して運用しています。
4) は、不適切。金融商品取引法上、信用取引で株式を売買する場合、委託保証金(売買した株の約定価額の30%以上)が必要ですが、信用取引でレバレッジ型ETFを売買する場合には、「通常の委託保証金率(30%)×レバレッジの倍率」の委託保証金が必要となります。
よって正解は、4
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