問42 2024年5月基礎

問42 問題文と解答・解説

問42 問題文

民法における認知に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1) 子が出生後に父に認知され、その後、父母が婚姻した場合、当該子は出生の時に遡って嫡出子としての身分を取得する。

2) 父は胎内にある子を認知する場合、母の承諾を得なければならないが、出生した子については母の承諾を得なくても認知することができる。

3) 非嫡出子を父は遺言によって認知することができ、遺言により認知された非嫡出子はその父の相続人となる。

4) 認知された非嫡出子の法定相続分は、嫡出子の法定相続分と同じである。

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問42 解答・解説

民法における親族に関する問題です。

1) は、不適切。法律上の婚姻関係がない男女の間に生まれた子である非嫡出子は、父親による認知後に父母が婚姻すると、婚姻時から嫡出子の身分を取得(婚姻準正)します。これに対し、父母が婚姻中に認知された非嫡出子は、認知された時から嫡出子の身分を取得(認知準正)します。
非嫡出子は認知されていれば、相続の権利があり、相続分は嫡出子と同じですが、以前は非嫡出子は嫡出子の2分の1とされていたため、非嫡出子を嫡出子として認める要件である準正は重要な要件でした。

2) は、適切。生まれる前の子を父親が認知するには母親の承諾が必要ですが、生まれた後の子については母親の承諾無しで父親は認知可能です。

3) は、適切。父親に事情があって生存中に非嫡出子を認知できないといったような場合、父親は遺言で非嫡出子を認知可能であり、相続発生時には遺言で認知された非嫡出子は父親の相続人となります。

4) は、適切。非嫡出子は認知されていれば、相続の権利があり、相続分は嫡出子と同じです。

よって正解は、1

問41      問43

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