第5問 2024年5月応用
第5問 設例
次の設例に基づいて,下記の各問に答えなさい。
《設例》
個人で不動産賃貸業を営むAさん(77歳)は、長男Cさん家族とともに二世帯住宅に居住している。当該二世帯住宅は、Aさんが長男Cさん(45歳)と建築費を折半してAさんが所有する土地上に建築したもので、Aさんと長男Cさんの共有持分はそれぞれ2分の1である。長女Dさん(39歳)は、他県で生活しており戻ってくる予定はないことから、Aさんは長男Cさんに自宅と賃貸アパートを継がせたいと考えている。
Aさんに関する資料は、以下のとおりである。
第5問 資料
〈Aさんに関する資料〉
(1) Aさんの親族関係図
(2) Aさんが所有する主な財産(相続税評価額)
現預金 :3,000万円
自宅(建物) :1,000万円(共有持分2分の1相当額)
自宅(敷地264u) :3,000万円
賃貸アパート(建物) :5,000万円
賃貸アパート(敷地574u): □□□円
(3) 賃貸アパートの敷地に関する資料
宅地面積 :574u 自用地価額:7,000万円
借地権割合:60% 借家権割合:30% 賃貸割合:100%
(4) Aさんが加入している生命保険の契約内容
保険の種類 :終身保険
契約年月 :2005年4月
契約者(=保険料負担者)・被保険者:Aさん
死亡保険金受取人 :長女Dさん
死亡保険金額 :1,500万円
※自宅および賃貸アパートの敷地は、「小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例」適用前の金額である。
※Aさんと長男Cさんの間で地代の授受はなく、自宅(建物)は区分所有登記をしていない。
※問題の性質上、明らかにできない部分は「□□□」で示してある。
※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。
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