相続・事業承継と不動産が中心出題範囲はかなり限定的
相続・事業承継と不動産が中心苦手な人にはキビシイ!
見事学科試験を突破すると、次はついに実技(面接)試験です。
※「面接回避するには!」にも書いたとおり、学科試験を突破すると1級FP試験の一部合格者という扱いになるため、筆記試験であるFP協会の実技試験を受けて1級FPを目指すこともできます。
金財の実技試験では、学科試験のときは年金、保険、金融、税金、不動産、相続・事業承継ととても幅広い分野にわたって出題されてきたのに、不動産と相続・事業承継がメインになります。
金融や保険、税金についてもちょこっと出題されますが、ホントおまけみたいなもんです。年金なんて全く出題されません。
まぁこれは年金は社労士、税金は税理士といった具合に専門家がいますから、仕方のないところかもしれませんね。
学科試験は出題範囲が幅広いため、不動産や相続・事業承継が苦手な人でも、他の分野で得点を稼げば合格ラインに達することも期待できますが、実技試験では嫌でも不動産取引の特例や相続税の特例等について答えられるようにならなければいけません。
1級レベルの問題ですので、不動産や相続・事業承継を苦手とする人にとっては結構つらいところがあります。
相続・事業承継はある程度出題パターンが決まっている面もありますが、不動産については毎回手を変え品を変え、という感じで、過去問をやりこんでもなかなか対策を絞り込めません。
(逆に宅建保持者や不動産業界勤務であれば、かなり有利と思います。)
過去問の模範解答は無し!(問題集を参考に)
また、過去問は金財のHPで公表されているものの、面接形式であるということから、模範解答がありません。(これがつらい…!)
とはいえ、過去問を元にした問題集も試験機関である金財から販売されており(FP技能検定1級実技(資産相談業務)対策問題集 【第五版】
)、読み込むことである程度出題傾向と対策はつかめます。
学科試験で不動産や相続・事業承継に注力してこなかった人は、もう一度学科試験時に使用した参考書や問題集で、各種の特例をおさらいしておきましょう。
なお、私の場合も不動産が特に苦手で、各種の特例を覚えるのにかなり苦労しました…。
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