問5 2009年9月基礎

問5 問題文と解答・解説

問5 問題文

労働者災害補償保険の通勤災害に関する次の各ケースにおいて,通勤災害に該当するものとして最も適切なものはどれか。

1) 取引先との打ち合わせが朝早くから始まるため,前日の晩から出張先である取引先の近くにあるホテルに泊まり,翌朝コンビニエンスストアに立ち寄ってから取引先へ向かう途中,道路の段差につまずき転倒して手首を捻挫した場合

2) 取引先との打ち合わせが朝早くから始まるため,前日の晩から出張先である取引先の近くにあるホテルに泊まり,翌朝ホテルから取引先へ向かう途中,ぜんそくの発作が発症して病院に運ばれた場合

3) 通常利用している通勤電車が翌日は朝からストライキに入ることが確実視され,会社の指定したホテルに泊まり,翌朝ホテル横のコンビニエンスストアで買い物をして会社へ向かおうとしたところ,コンビニエンスストア前の道路で転倒して足首を捻挫した場合

4) 通常利用している通勤電車が翌日は朝からストライキに入ることが確実視され,会社の指定したホテルに泊まり,翌朝ホテルから会社へ向かう途中,ぜんそくの発作が発症して救急車で病院に運ばれた場合

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問5 解答・解説


労災における、「通勤災害」に関する問題です。

「通勤」という文字通り、そのシチュエーションが「通勤」時であったかどうかがポイントです。

1)、2)は、出張中のため、「通勤災害」ではなく「業務災害」という扱いです。
さらに、2)、4)の場合は「ぜんそくの発作」のため、そのぜんそくが持病であれば、「業務災害」にもならない可能性があります。
よって、正解は3)ですね。

通常労災っていうと、通勤のことばかりクローズアップされるため、1)、2)は引っ掛けるために出張中の「業務災害」の例を出したんでしょうね。

問4                       問6
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