問24　2009年9月基礎

国内の銀行等における預貯金の保護に関する次の記述のうち，最も適切なものはどれか。

1) 銀行に預け入れた外貨預金は，他の預金と合計し，元本10,000千円までとその利息が預金保険制度の保護の対象となる。

2) ゆうちょ銀行に預け入れた貯金は，貯金の種類にかかわらず元利金の支払を国が全額保証しているため，預金保険制度の保護の対象にはならない。

3) 銀行に利息が付される普通預金が15,000千円あり，その銀行から住宅ローンを6,000千円借り入れている場合，この銀行が破綻しても自動的に債権債務が相殺され，15,000千円全額が保護される。

4) 銀行に預け入れた無利息，要求払いで決済サービスを提供できる等の要件を満たす決済用預金は，金額にかかわらず，全額，預金保険制度の保護の対象となる。

預貯金の保護に関する問題です。

1) は、外貨預金は預金保険制度の保護対象ではありません。よって不適切。

2) は、ゆうちょ銀行の貯金は国が保証しているのではなく、預金保険制度の保護対象です。ただし、民営化前までの定期性貯金は国による保証となります。よって不適切。

3) は、利息ありの普通預金があって、その銀行から住宅ローンで融資を受けている場合、銀行破たん時に自動的に債権債務の相殺は行われません（所定期間内で手続きが必要）。よって不適切。

4) は適切。無利息・要求払いの決済用預金は、全額が預金保険制度の保護対象。

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