問58　2009年9月応用

前問《問57》を踏まえ，Ｘ社が平成22年３月期の確定申告により納付すべき法人税額を求めなさい。計算過程を示し，答は千円単位とすること。

法人税の税額計算の問題です。

法人税は比例税率で原則30%、資本金1億円以下の中小法人の場合は所得金額800万円まで18%です。
よって、問57で所得金額は48,000千円ですから、8,000千円までは18%、残りの40,000千円には30%の法人税がかかります。
したがって、法人税額は、8,000千円×18%＋(48,000千円−8,000千円)×30%＝1,3440千円。

ただし、ここから中間申告分の法人税額2,000千円と、預金の利子から源泉徴収された所得税額90千円を控除する必要があります。
中間申告分の法人税は、中間申告時に納付済みなので、決算時には控除するんですね。

よって正解は、1,3440千円−2,000千円−90千円＝11,350千円です。

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