問45 2010年1月基礎
問45 問題文
相続の承認と放棄に関する次の記述のうち,最も適切なものはどれか。
1)
相続人が相続の開始があったことを知った後に,相続債務の弁済のために相続財産の一部を売却した場合は,単純承認したものとみなされる。
2)
相続人が相続を放棄した場合,その者の直系卑属が代襲して相続人となる。
3)
限定承認をするためには,相続の開始があったことを知った時から2カ月以内に相続人全員で家庭裁判所に申述しなければならない。
4)
当初,被相続人の負債額が不明であったため限定承認をしたが,その後,被相続人に8,000千円の負債と10,000千円の資産があることが判明した場合,相続人は負債額を上回る資産2,000千円を相続することができない。
問45 解答・解説
相続の承認と放棄に関する問題です。
1)
は、適切。例えば、相続人が相続の開始後に、被相続人の借金などの相続債務を弁済するために相続財産の一部を売却した場合、単純承認したものとみなされます。負債のほうが上回っていることも有り得るのですから、気をつけておきたいところですね。
2)
は、不適切。相続人が相続を放棄した場合、その人は相続人ではなかったものとして扱われます。直系卑属が代襲するのは、相続人が死亡した場合等です。
3)
は、不適切。限定承認は、相続の開始のあったことを知ったときから3ヶ月以内に、相続人全員で家庭裁判所に申述しなければなりません。
4)
は、不適切。限定承認をした後に、資産が負債を上回ることが判明した場合、上回る分の資産を相続
することができます。
FP対策講座
<FP対策通信講座>
●LECのFP講座(キーワード検索欄で「1級」と検索) ⇒ FP(ファイナンシャル・プランナー)サイトはこちら
●1級FP技能士(学科試験対策)のWEB講座 ⇒ 1級FP技能士資格対策講座(資格対策ドットコム)
●通勤中に音声学習するなら ⇒ FP 通勤講座
●社労士・宅建・中小企業診断士等も受けるなら ⇒ 月額定額サービス【ウケホーダイ】