問46 2010年1月基礎
問46 問題文
遺留分減殺請求権に関する次の記述のうち,最も適切なものはどれか。
1)
遺留分権利者が相続の開始を知らない場合でも,相続開始の時から10年を経過したときは,遺留分減殺請求権は消滅する。
2)
遺留分権利者が遺贈のあったことを知った時から3カ月間減殺請求権を行使しないときは,遺留分減殺請求権は時効により消滅する。
3)
遺留分権利者が相続の開始を知っているか否かにかかわらず,遺留分減殺請求権に時効はない。
4)
遺留分権利者が相続の開始を知った時から6カ月減殺請求権を行使しないときは,遺留分減殺請求権は時効により消滅する。
問46 解答・解説
遺留分減殺請求権に関する問題です。
1)
は、適切。遺留分減殺請求権の時効は、権利者が相続の開始を知らない場合は、相続開始から10年、知っている場合は、相続開始および遺留分を侵害している遺贈・贈与があることを知ってから1年です。
2)
は、不適切。1)で解説したとおり、権利者が遺贈を知ったときから1年です。
3)
は、不適切。時効は知っていれば1年、知らなければ10年です。
4)
は、不適切。1)で解説したとおり、権利者が相続の開始を知ったときから1年です。
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