問23 2010年9月基礎
問23 問題文
オプション取引に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
なお,原則として,それぞれのオプションは,同一の原資産,同一の期間で,かつ,オプションの種類はヨーロピアン型とすること。
1)
同じ行使価格,同じ数量のコール・オプションの買いとプット・オプションの売りとを組み合わせると,同額分の原資産をフォワード(先物もしくは先渡し)で購入することと同じ効果となる。
2)
コール・オプションの買い(または売り)とプット・オプションの買い(または売り)を組み合わせ,プレミアムの受払いがない(差引ゼロになる)場合を,ゼロ・サム・オプションと呼ぶ。
3)
カラー取引とは,金利キャップの買い(または売り)と金利フロアの売り(または買い)を組み合わせた取引である。
4)
レシオ・フォワードとは,同じ行使価格で,コール・オプションの買い(または売り)とプット・オプションの売り(または買い)の異なる数量を組み合わせた取引である。
問23 解答・解説
オプション取引に関する問題その2です。
1)
は、適切。同じ数量のコールの買いとプットの売りを組み合わせると、同額分の原資産をフォワード(先渡し)取引で購入することと同じになります。
2)
は、不適切。プレミアムの受払いがない(差引ゼロになる)取引は、ゼロ・コスト・オプションと呼び、例えばコールの買いとプットの売りを同数保有する取引です。
3)
は、適切。金利キャップの買い(または売り)と金利フロアの売り(または買い)を組み合わせた取引を、カラー取引といいます。
金利キャップは設定金利で資金調達できる権利、金利フロアは設定金利で資金運用できる権利です。
4)
は、適切。同じ行使価格で、コール・オプションの買い(または売り)とプット・オプションの売り(または買い)の異なる数量を組み合わせた取引を、レシオ・フォワードといいます。
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