問36 2011年1月基礎
問36 問題文
建築基準法に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
1)
建築物の敷地が異なる用途地域にわたる場合,その敷地の全部について,過半の属する用途地域の用途制限が適用される。
2)
建築物の敷地が容積率の限度の異なる用途地域にわたる場合,当該敷地に適用される容積率は,各用途地域の容積率の限度に各用途地域の面積の敷地面積に対する割合を乗じたものを合計した数値となる。
3)
建築物の敷地が建ぺい率の限度の異なる用途地域にわたる場合,当該敷地に適用される建ぺい率は,各用途地域の建ぺい率の限度に各用途地域の面積の敷地面積に対する割合を乗じたものを合計した数値となる。
4)
建築物が防火地域と準防火地域にわたる場合,その敷地の全部について,過半の属する地域の規制が適用される。
問36 解答・解説
建築基準法に関するに関する問題です。
1)
は、適切。建築物の敷地が異なる用途地域にわたる場合、その敷地全体が、過半の属する用途地域の用途制限が適用となります。
2)
は、適切。建築物の敷地が容積率の限度の異なる用途地域にわたる場合、容積率は加重平均、つまり(各用途地域の容積率×各用途地域面積/敷地全体の面積)の合計値となります。
3)
は、適切。建築物の敷地が建ぺい率の限度の異なる用途地域にわたる場合、建ぺい率は加重平均、つまり(各用途地域の建ぺい率×各用途地域面積/敷地全体の面積)の合計値となります。
4)
は、不適切。防火規制がそれぞれ異なる土地にまたがっている場合、もっとも厳しい規制が課されますので、設例の場合はすべて防火地域扱いとなります。
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