問45 2011年1月基礎

問45 問題文と解答・解説

問45 問題文

相続の承認と放棄に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。

1) 相続人は自己のために相続の開始があったことを知った後に,相続債務弁済のために相続財産を処分したときは,原則として,単純承認をしたものとみなされる。

2) 相続人は相続の放棄をする場合,放棄する旨を家庭裁判所に申述する必要があるが,放棄をする理由は申述する必要がない。

3) 相続について共同相続人のうちの1人が単純承認をした場合,他の相続人は,限定承認をすることはできない。

4) 相続人が相続の放棄をした場合は,放棄した者の直系卑属が,その者を代襲して相続人となる。

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問45 解答・解説

相続の承認と放棄に関する問題です。

1) は、適切。例えば、親の相続開始後に、親が残した借金返済のために相続財産を処分した場合、単純承認をしたものとみなされます

2) は、適切。相続人は相続の放棄をする場合、放棄する旨を家庭裁判所に申述する必要がありますが、放棄する理由は申述する必要がありません
ただ、実際の申述書の様式には放棄する理由の記載欄があり、審判の資料として使用されるため、「債務超過のため」などと記載する人が多いようです。

3) は、適切。限定承認は、共同相続人が全員で行う必要があるため、1人が単純承認すると他の相続人は限定承認することができません

4) は、不適切。相続人が相続を放棄すると、相続開始のときから相続人ではなかったこととされます。子供がいる場合でも、その子供が代襲相続人にはなりません。
代襲相続は、相続人が、相続前に死亡していた場合、相続に関して不正行為をした場合(相続欠格)、被相続人への虐待や重大な侮辱があった場合(相続人の廃除)に行われます

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