問58　2011年1月応用

前問《問57》を踏まえ，Ｘ社が平成23年３月期の確定申告により納付すべき法人税額を求めなさい。計算過程を示し，答は千円単位とすること。

法人税額の計算問題です。
所得金額＝当期利益＋加算部分の小計−減産部分の小計＋
　　　　　　　  法人税額から控除される所得税額＋欠損金の当期控除額　です。
で、この所得金額に法人税率30%（800万円までは18%）を乗じ、そこから法人税から控除される所得税額を差し引けば、法人税額が出てきます。

まず、加算部分の小計は、8＋3,100＋1,800＋1,070+2,700＝8,678千円。
よって所得金額＝4,188＋8,678−1,530＋24＋0＝11,360千円。

すると法人税額＝8,000×18%＋(11,360−8,000)×30%＝1,440＋1,008＝2,448千円
ここから機械の装置取得による税額控除額380千円と、源泉徴収済みの所得税24千円を差し引きます。

よって、納付すべき法人税額＝2,448−380−24＝2,044千円 。

※機械装置の取得による税額控除額380千円は、「税額控除」ですので、所得金額を計算して算出された法人税額から、当該金額を差し引きます（所得から差し引く「所得控除」ではないことに注意）。

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