問14 2011年9月実技(資産設計)
問14 問題文
明さんは、公募の追加型株式投資信託を毎月定時定額で購入している。先日、取引を行っている証券会社から、下記のような取引の明細が郵送されてきた。明細に記載された取引を行った直後(約定日)のこの投資信託の評価額を計算し、その金額を解答欄に記入しなさい。なお、計算過程では小数点以下の端数処理を行わず、解答で小数点以下の端数が生じたときは切り捨てることとする。また、解答に当たっては、解答用紙に記載されている単位に従うこととする。
[お取引の明細]
約定日:2011年8月××日
受渡日:2011年8月○○日
受渡金額:40,000円
約定金額(1万口当たり):7,794円
取引数量:51,321口
受渡累計額:1,440,000円
今回の取引後残高:1,856,021口
1万口当たり取得元本
・取引前:△,△△△円
・取引後:◇,◇◇◇円
※この追加型株式投資信託については、購入時手数料は不要となっている。
問14 解答・解説
投資信託の評価額に関する問題です。
1万口当たりの約定金額が7,794円ということは、取引時点でこの投信は1万口当たり7,794円で購入できたということですから、1万口当たりの投信の評価額と言い換えることができます。
今回の取引後の残高は1,856,021口ですから、1,856,021口分の評価額は、
7,794円/10,000口×1,856,021口=1,446,582.7≒1,446,582円(円未満切捨て)
なお、紛らわしい用語が並んでいますので、解説しておきます。
●受渡金額:約定金額に手数料や消費税等を加えた、実際に支払う金額です。本問の場合、毎月4万円の積み立て投資をしているわけですね。
●約定金額:投信を購入したときの価格。
●取引数量:購入できた投信の口数。本問の場合、今回は4万円で51,321口購入できたわけです。
●受渡累計額:今までの積み立て投資の合計額(評価額ではありません)。本問の場合、毎月4万円の積立で144万円支払っていますが、評価額は144万円より少し多く、投信が上昇していることが分かります。
●今回の取引後残高:現在の投信口数です。本問の場合1,856,021口です。
●取得元本:個別元本と同じ=各投資家ごとの元本。同じ投信を複数回に分けて購入している場合は加重平均するため、取引時点ごとに数字は異なります。
FP対策講座
<FP対策通信講座>
●LECのFP講座(キーワード検索欄で「1級」と検索) ⇒ FP(ファイナンシャル・プランナー)サイトはこちら
●1級FP技能士(学科試験対策)のWEB講座 ⇒ 1級FP技能士資格対策講座(資格対策ドットコム)
●通勤中に音声学習するなら ⇒ FP 通勤講座
●社労士・宅建・中小企業診断士等も受けるなら ⇒ 月額定額サービス【ウケホーダイ】