問33 2011年9月基礎
問33 問題文
事業者が行う次の取引のうち,消費税が課されるものとして最も適切なものはどれか。なお,いずれの取引も対価を得て行ったものとする。
1)
事業の用に供する家屋(国内にあるもの)を譲渡する取引
2) 居住の用に供する家屋(国内にあるもの)を1カ月以上貸し付ける取引
3)
事業の用に供する家屋(国外にあるもの)を譲渡する取引
4) 居住の用に供する家屋(国外にあるもの)を1カ月以上貸し付ける取引
問33 解答・解説
消費税に関する問題です。
消費税では、課税対象となる取引と、非課税・不課税となる取引があります。
不課税取引:消費税の課税対象(事業としての資産の譲渡や輸入取引)に該当しない。
非課税取引:取引内容は消費税の課税対象だが、社会的配慮等により課税しない。
建物の取引については、以下の扱いとなります。
事業用建物の譲渡等、事業としての資産の譲渡は消費税の課税対象(課税取引)です。ただし、国外取引については、消費税は課税されません(不課税)。
資産の譲渡・貸付けの場合、原則として、譲渡・貸付け時の資産の所在地で国内・国外を判定します。
また、居住用建物の貸付けは非課税取引です。ただし、貸付期間1ヵ月未満の場合は課税取引となります。
以上により正解は、1)
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