問58　2011年9月応用

前問《問57》を踏まえ，Ｘ社が平成23年６月期の確定申告により納付すべき法人税額を求めなさい。計算過程を示し，答は千円単位とすること。

法人税額の計算問題です。

所得金額＝当期利益＋加算部分の小計−減産部分の小計＋
　　　　　　　法人税額から控除される所得税額＋欠損金の当期控除額　です。

で、この所得金額に法人税率30%（800万円までは18%）を乗じ、そこから法人税から控除される所得税額を差し引けば、法人税額が出てきます。

まず、加算部分の小計は、10＋4,900＋8,200＋13,100+2,500＝28,710千円
次に、減算部分の小計は、600＋9,000＋10,400＋15,000＝35,000千円
よって、所得金額＝21,500＋28,710−35,000＋30＋0＝15,240千円
すると、法人税額＝8,000×18%＋(15,240−8,000)×30%＝1,440＋2,172＝3,612千円
ここから、源泉徴収済みの所得税30千円を差し引きます。

よって、納付すべき法人税額＝3,612−30＝3,582千円 。

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