問9 2012年1月基礎
問9 問題文
保険契約者保護機構に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
1) 保険契約者保護機構は,保険会社が破綻した場合に,破綻保険会社の保険契約の移転等における資金援助等を行うことにより,保険契約者等の保護を図ることを目的に設立されたものである。
2) 生命保険契約者保護機構では,生命保険会社のすべての保険契約(特別勘定を除く)が破綻時点の責任準備金等の90%まで補償されることが保険業法等で定められている。
3) 生命保険契約の移転等の際には,責任準備金等の額の削減に加え,保険料等の算定基礎となる基礎率(予定利率,予定死亡率,予定事業費率等)が変更されることがある。
4) 保険契約者保護機構の財源は,会員保険会社からの保険契約者保護基金として積み立てられた負担金で賄われるが,資金援助等に要する費用が保険契約者保護基金を上回る場合には,借入れで対応することがある。
問9 解答・解説
保険契約者保護機構に関する問題です。
1) は、適切。「保険契約者保護機構」は、外国企業も含め国内で営業を行う保険会社が破綻した場合に、保険契約者を保護する目的で設立されました。
具体的には、破綻した保険会社の保険契約の移転や補償対象保険金の支払における資金援助等を行います。
2) は、不適切。生命保険契約者保護機構により、保険契約は破綻時点の責任準備金等の90%まで補償されますが、高予定利率契約等は除きます。
3) は、適切。保険契約者保護機構が、破綻した保険会社の保険契約の移転等を行う際には、責任準備金等の削減や保険料の算定基礎となる基礎率(予定利率・予定死亡率・予定事業費率等)が変更されることもあります。
4) は、適切。生命保険契約者保護機構の財源は、保険会社からの負担金ですが、負担金だけで資金援助等の対応ができない場合は、借入れで対応したり、国から補助金を受けることもあります。
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