問15 2012年1月基礎

問15 問題文と解答・解説

問15 問題文

地震保険に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。

1) 地震保険は,分譲マンションなど区分所有建物の共有部分についても契約することができる。

2) 地震保険では,店舗併用住宅において,家財を保険の対象にすることができるが,商品および事務所の備品などを保険の対象にすることはできない。

3) 地震保険の保険金請求権は,損害が発生した日の翌日から起算して2年を経過すると,時効により消滅する。

4) 地震保険は,地震,噴火,これらによる津波を直接または間接の原因とする火災,損壊,埋没または流失による損害が補償されるが,保険の対象となる物の盗難は補償の対象外である。

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問15 解答・解説

地震保険に関する問題です。

1) は、適切。地震保険は、分譲マンションなど区分所有建物の共有部分についても契約できます
自分では地震保険に入っていても、マンションの管理組合として地震保険に加入していない場合、いざというときにはマンションの共有部分の損害が自己負担としてのしかかることがあるわけです。

2) は、適切。店舗併用住宅の場合、家財(生活用動産)は地震保険の対象ですが、商品や営業用什器備品(事務所の備品等)は地震保険の対象外です。

3) は、不適切。保険法により、保険金請求権の時効は、損害が発生した日の翌日から起算して3年です(地震保険に限らず、生命保険や損害保険も同様)。

4) は、適切。地震保険は、地震、噴火、地震・噴火による津波による損害が補償対象ですが、物の紛失や盗難は補償対象外です。

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