問46　2012年1月基礎

相続税の物納に関する次の記述のうち，最も適切なものはどれか。

1) 接道義務を満たしていない土地は，管理処分不適格財産として取り扱われ，物納が認められない。

2) 担保権の目的となっている土地は，他に物納適格財産がない場合に限り，物納が認められる。

3) 違法建築された建物およびその敷地は，他に物納適格財産がない場合に限り，物納が認められる。

4) 地上権の設定されている土地は，管理処分不適格財産として取り扱われ，物納が認められない。

相続税の物納に関する問題です。

1) は、不適切。接道義務を満たしていない土地は、物納劣後財産として取り扱われ、他に適当な財産（物納適格財産）がない場合にのみ、物納が認められます。

2) は、不適切。担保権の目的となっている土地等、国による管理・処分が困難な財産（管理処分不適格財産）は、 物納が認められません（物納申請後に不適格要件を解消できれば物納可能）。

3) は、適切。違法建築された建物・敷地は、物納劣後財産として取り扱われ、他に適当な財産（物納適格財産）がない場合にのみ、物納が認められます。

4) は、不適切。地上権の設定されている土地は、物納劣後財産として取り扱われ、他に適当な財産（物納適格財産）がない場合にのみ、物納が認められます。

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