問51 2012年1月応用
問51 問題文
国民年金基金について,ファイナンシャル・プランナーが説明した次の文章の空欄(1)〜(3)に入る最も適切な語句または数値を,解答用紙に記入しなさい。
国民年金基金(以下,「基金」という)は,国民年金の第1号被保険者の老齢基礎年金に上乗せする年金を支給する目的で平成3年4月に創設された年金制度である。国民年金基金には,「地域型国民年金基金」と「( 1 )国民年金基金」の2種類があり,これらは,同時に加入することはできない。また,国民年金の保険料を免除(一部免除等を含む)されている者および農業者年金の被保険者は,基金に加入することができず,国民年金の付加保険料を納付している者が基金に加入した場合,加入月以降,付加保険料を納付することができなくなる。
基金の年金は,加入員が必ず加入する1口目の( 2 )年金と,任意で加入する2口目以降の年金がある。基金の( 2 )年金は,原則として65歳から支給される。
基金の掛金は,加入員が選択する給付(年金)の型,加入口数,加入時の年齢によって決まるが,掛金の上限は,原則として月額( 3 )円である。
問51 解答・解説
国民年金基金に関する問題です。
国民年金基金は、国民年金の第1号被保険者の老齢基礎年金に上乗せ支給するもので、「地域型」と「職能型」の2種類あります(同時加入は不可)。
●地域型:都道府県ごとに設置。その地域に住んでいる第1号被保険者が加入。
●職能型:25職種ごとに設置。各基金が定めた事業・業務に従事する第1号被保険者が加入。
また、国民年金の第1号被保険者が国民年金基金に加入した場合、その1口目は国民年金の付加年金保険料を含んでいるため、2重に払うことは出来ません。
なお、国民年金の免除者(一部免除等含む)と農業者年金の被保険者は、国民年金基金に加入できません。
国民年金基金の1口目は必ず終身年金(65歳から支給)となり、2口目以降は終身年金か確定年金かを選択できます。
また、掛金は終身年金か確定年金か等の給付形式の選択と、加入時の年齢によって決まりますが、掛金の上限は月額68,000円です。
以上により正解は、(1)職能型 (2)終身 (3)68,000
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