問11-20（資料）　2012年9月実技（資産設計）

＜設例＞
佐伯浩一さん（５６歳）は、勤務する会社の定年退職を控え、これからの生活設計を具体的に考えたいと思っており、ＦＰで税理士でもある津久井さんに相談することにした。なお、下記のデータはいずれも平成２４年９月１日現在のものである。

［家族構成］
佐伯　浩一（本人）昭和３１年８月１５日生（５６歳）、会社員
　　　百合（妻）　昭和３２年６月１０日生（５５歳）、パートタイマー
　　　美春（長女）昭和６１年４月２６日生（２６歳）、会社員・別居
　　　卓　（長男）平成　３年５月　４日生（２１歳）、大学生・同居

［佐伯家の状況］
・ 浩一さんは、大学卒業後、現在勤務している会社に入社し、今日に至る。
・ 百合さんは、大学卒業後、数年間会社員として勤務し、その後浩一さんと結婚して、長女の出産を機に退職した。その後はパートタイマーとして収入を得ている。
・ 浩一さんの両親は近隣に住んでいる。浩一さんは、両親が高齢ということもあり、両親にかかる医療費や介護のことも気になっている。

［佐伯家の年収（平成２３年分）］
・ 浩一さん：給与収入　８００万円（税込み）
・ 百合さん：パート収入がある。

［住宅および住宅ローンの状況］
・ 住宅：持ち家（一戸建て）、時価２,８００万円（土地・建物）
・ 住宅ローン：残債４１０万円（債務者は浩一さん、団体信用生命保険付き）

［その他の負債の状況］
・ なし

［生命保険の加入状況］
・５年ごと利差配当付終身保険
契約形態：契約者（＝保険料負担者）および被保険者は浩一さん、死亡保険金受取人は百合さんである。

［保有金融資産（生命保険等を除く）］ 残高合計１,２００万円（時価）
【浩一さん名義】
　普通預金　　　　　　　：　５０万円
　定期預金　　　　　　　：２００万円
　定額貯金　　　　　　　：　５０万円
　ＭＲＦ　　　　　　　　：１５０万円
　公募追加型株式投資信託：１２０万円
　上場株式　　　　　　　：１８０万円
【百合さん名義】
　普通預金　　　　　　　：　５０万円
　定期預金　　　　　　　：２００万円

［退職金制度］
浩一さんが勤務している会社には、一時金によるもののほか、一時金と併用できる企業年金の制度もある。

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