問13 2012年9月実技(資産設計)
問13 問題文
浩一さんは、現在加入している生命保険(<資料>参照)の保障内容を確認することにした。次の記述の空欄(ア)〜(ウ)に入る適切な数値を語群の中から選び、解答欄に記入しなさい。なお、浩一さんは、これまでに<資料>の保険から保険金・給付金を一度も受け取っていないものとし、免責事項に該当する事由はないものとする。また、各々の記述はそれぞれ独立した問題であり、相互に影響を与えないものとする。
・ 浩一さんが平成24年9月に交通事故に遭い、ケガをして30日間継続入院し、給付倍率20倍の手術(1回)を受けた場合、支払われる給付金の合計額は( ア )万円である。
・ 浩一さんが59歳のときに大腸ガン(悪性新生物)により20日間継続入院し、給付倍率40倍の手術(1回)を受けた場合、支払われる保険金・給付金の合計額は( イ )万円である。その後、浩一さんが59歳で死亡した場合、収入保障特約から支払われる年金の合計額は( ウ )万円である。
<語群>
13 15 23 25 28 36 40
180 328 336 360
<資料>
問13 解答・解説
生命保険の保障内容に関する問題です。
資料の災害入院特約欄に、「日額5,000円 ※5日以上継続入院のとき、入院開始日からその日を含めて5日目より災害入院給付金を支払います。」とありますから、入院4日目までは支払対象外です。
よって、交通事故で30日間継続入院した場合の入院給付金は、入院給付金日額5,000円×26日間=130,000円。
また、疾病入院特約欄に、「病気や不慮の事故で所定の手術を受けたとき、手術の種類に応じて手術給付金(疾病入院給付金日額の10倍・20倍・40倍)を支払います。」とありますから、交通事故で給付倍率20倍の手術(1回)を受けた場合の手術給付金は、
入院給付金日額5,000円×20=100,000円。
従って給付金の合計は、入院給付金13万円+手術給付金10万円=23万円。
次に、ガンで入院した場合、本問の5年ごと利差配当付終身保険からは、三大疾病保障保険特約・疾病入院特約・生活習慣病入院特約によって給付金が支払われます。
※三大疾病保障特約の給付対象:脳卒中・ガン・急性心筋梗塞
※生活習慣病(成人病)特約の給付対象:ガン、脳血管疾患、心臓疾患、高血圧性疾患、糖尿病
さらに、本問のガン手術は給付倍率40倍の手術ということですので、疾病入院特約については、入院給付金日額の40倍の手術給付金が支払れることになります。
よって、ガンで20日間入院し、手術を1回受けた場合の保険金合計額は、
疾病入院給付金:日額5,000円×16日間=8万円
生活習慣病入院特約:日額5,000円×16日間=8万円
※疾病・生活習慣病入院特約は入院5日目からの給付のため、期間は16日間。
手術給付金:疾病入院5,000円×40倍=20万円
三大疾病保障保険特約:300万円
合計:8万円+8万円+20万円+300万円=336万円 となります。
最後に、収入保障保険や収入保障特約では、被保険者が死亡すると、一定期間死亡保険金が年金形式で保険金受取人に支払われます。
本問の場合、年金の支給は「保険期間が終了するまで」ですが、「保険期間の満了前2年以内に年金の支払い事由に該当したときは、2年間の年金の支払いを保証します。」とありますから、59歳で死亡しても、保険期間満了の60歳時まで(1年間)ではなく、2年間年金が支給されるわけです。
従って、年金支給額の合計:月額15万円×12ヶ月×2年間=360万円
以上により正解は、(ア)23(万円) (イ)336(万円) (ウ)360(万円)
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