問1 2013年1月基礎
問1 問題文
ファイナンシャル・プランニングを行ううえでの関連法規に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
1) 不利益となるべき事実を告げずにする保険契約の乗換行為は,保険業法における保険契約の締結または保険募集に関する禁止行為にあたる。
2) 個人情報の保護に関する法律での個人情報とは,生存する個人に関する情報に含まれている氏名,生年月日等により特定の個人を識別できるものをいう。
3) 弁護士法は,弁護士の資格を持たない者が,報酬を得る目的で訴訟事件を取り扱うこと等,法律事務の取扱いを業とすることを原則として禁止している。
4) 金融商品取引法は,金融商品取引業者として登録を受けていない者が投資助言・代理業を行うことは禁じているが,投資運用業を行うことは禁じていない。
問1 解答・解説
FP倫理と関連法規に関する問題です。
1) は、適切。契約者に不利益となる事実を告げずに乗換契約を勧めることは、保険業法で禁止されています(保険契約の締結または保険募集に関する禁止行為)。
2) は、適切。いわゆる個人情報保護法における「個人情報」とは、生存する個人の氏名・生年月日等の個人を特定できるもの、です。法人等の団体は該当しません。
3) は、適切。弁護士法により、弁護士資格のない者が、報酬を得る目的で法律事件を取り扱う業務を行うこと(非弁行為)は禁止されています。
4) は、不適切。金融商品取引法により、金融商品取引業者として登録を受けていない者は、投資助言・代理業や投資運用業を行うことは禁止されています。
投資助言・代理業が投資判断の助言や投資一任契約の代理・媒介を行うのに対し、投資運用業は自身の投資判断に基づいて実際に投資を行います。
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